「お金を貯めるなら、まずは貯金。投資は余裕ができてから」
そう教わってきた私にとって、ある一冊との出会いが、長年の常識を根底から覆してくれました。
現在、会社を退職し、3人の娘を育てる父として「いかに効率よく資産を守り、増やすか」という切実な問いに向き合っています。FP2級の勉強や日本株の運用に取り組む中でも、「今のやり方で本当に家族の未来を守れるのか?」という迷いは消えませんでした。
そんな私を救ってくれたのが、ニック・マジューリ氏の著書『JUST KEEP BUYING』です。データに基づいた投資の真実を平易な言葉で伝えてくれるこの本は、退職後の資産形成に悩むすべての人に読んでほしい一冊です。
1.「底値」を待つ時間こそ、最大の機会損失
投資を始めようとすると、「もう少し安くなってから買おう」と現金を握りしめて様子見をしたくなります。私もそうでした。でも、本書はその行動こそがもっとも損だと、豊富なデータで証明しています。
著者の分析によれば、「完璧なタイミングを待ち続ける投資家」よりも「すぐに投資を始めた投資家」の方が、長期的にははるかに良いリターンを得ています。底値を当てることは、プロでもほぼ不可能。だとすれば、今すぐ始めることが最善の一手なのです。
会社を辞め、収入が限られた今、一日でも早く資産を動かすことの重要性を痛感しています。「早く始めることが最大の武器」という事実は、私の中にあった迷いを断ち切る決定打となりました。
2.暴落は「恐怖」ではなく「資産のセール期間」
3人の娘を育てる親として、株価が下落するとやはり怖くなります。「このまま続けていいのか」と手を止めたくなる瞬間も正直ありました。
しかし本書は、暴落を「資産を安く買い増せる絶好の機会」と捉え直すよう教えてくれます。感情に左右されず、ただ淡々と買い続けること。それがもっとも有効なリスクヘッジであり、将来の大きなリターンにつながると著者は言います。
「愚直に続けること」が戦略である、という言葉に、どれほど心が軽くなったかわかりません。下落相場でも焦らず積み立てを続けられるようになったのは、この考え方のおかげです。
3.「貯金か投資か」ではなく「貯金も投資も」
本書のもう一つの重要なメッセージは、貯金と投資は対立するものではないということです。
著者は「収入が少ない段階では貯蓄率を上げることが最優先」「ある程度の資産ができたら投資のリターンが主役になる」と段階ごとの戦略を明確に示しています。
退職後の私のように、毎月の収入が現役時代より少なくなった状況では、まず支出を見直して投資に回せる金額を確保することが先決。そのうえで、確保した資金をコツコツと市場に投じていく。このシンプルな原則が、家族を守る安心感につながっています。
まとめ:迷えるパパ・ママのための「行動する勇気」をくれる一冊
「迷っている時間があるなら、一歩でも早く、少しずつでも買い続けること」
この本が一貫して伝えるメッセージはシンプルですが、データと実例に裏付けられているからこそ深く刺さります。投資本にありがちな「根性論」や「センスが必要」といった話は一切なく、誰でも再現できる合理的な考え方が丁寧に解説されています。
退職後の不安、子育てとお金の両立、老後の資産形成——そうした悩みを抱えるすべての方に、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
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まず読んで、そして「ただ買い続ける」だけでいい。それがこの本の、そして投資の真髄だと、今の私は確信しています。


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